「秋田花の季節 西木 カタクリ 角館 桜 男鹿 菜の花  2022.04
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 桜前線は、以前は5月の連休頃に東北地方を進んだような気がしますが、近年は4月の中旬には到達します。今回は初めて訪れた西木村のカタクリ、角館武家屋敷と桧木内川沿いの桜並木、男鹿半島八郎潟内の菜の花ロードを回りました。
 盛岡から秋田に向かう際に雫石町を通ります。最近は中村屋のお菓子を買いに立ち寄ることが多くなりました。オリジナルのラーメンケーキと切り落とし弁当を買って、車内で一部は冷凍します。他のショートケーキ(300円+税)やロールケーキ(1,100円前後+税)もおいしそうなので、次回はそれを買ってみようと思います。今時のショートケーキの相場からすると3分の2の価格です。味的にも私は気に入っています。
 県境を越えて、田沢湖畔の「想いでの潟分校」に寄ります。前回秋のハイシーズンに来た時には、校庭の駐車場が満車になっていて入ることが出来ずにあきらめたので心配しましたが、今回は管理のおじさんが外で校庭の整美をしていましたので大丈夫でした。
 水飲み場のアルミのコップが今では見かけません。体育館に卓球台があって少し挑戦しました。(結果は聞かないでください↓)
 湖畔に戻る途中に水芭蕉の群落がありました。見頃ですが平日のためかお客さんはまばらです。 だいぶ前に水芭蕉のポスターを部屋に貼っていたのですが、沢山咲いていてもきれいに、絵になる配置や形のものは滅多にありません。あっても背景に難があるとかなかなか難しいです。
 次にやってきたのは、西木村にあるカタクリ群落です。カタクリ館という来訪者用の常設建物があって、そこで受付して管理協力費を払って入場します。ルートが決まっていて、最初は歩こうかと思ったのですが、要所に駐車場があるので、車で行った方が良いということでしたのでそうしました。
 栗林の中の農作業用舗装道路を進んでゆくと、向こうの林床が薄紫色になっています。
 これまで見たカタクリの群落とは、密度・規模が大きく違います。栗林の整備に伴って、環境が適合したことと地元の皆さんの努力が隠されているようです。
 閉園時刻(16時)が近づいてきて、花たちもしだいに房を閉じて下向きになってきました。急いで最後のポイントの坂道を登ってゆくと、薪ストーブから煙が出ている小屋で番をしているおじさんから「いそがなくてもいいよ」と声をかけていただき、帰りに中に読んでいただいていろいろとお話を聞くことができました。 旅先ではその土地の方とお話ができることも充実した時間の過ごし方になります。
 夕刻に角館武家屋敷と桧木内川沿いの桜並木にやってきました。仙北市桜並木駐車場は満車ではありませんがたくさんの車が止まっています。車中泊をしながら夜桜や早朝の混雑しない時間帯に散策したかったのですが、駐車場に入る際に係の人に聞いたところでは、今年はここでの車中泊は出来なくて、夜間は閉鎖ということです。このため少し離れた落合運動公園駐車場に(無料・トイレあり)移動して、歩いて桜並木を楽しむことにしました。
 落合運動公園から武家屋敷の街並みまでは、徒歩15分ほどですが、右のような桧木内川堤防の桜並木を楽しみながら行くことが出来るので一石二鳥です。武家屋敷も夕刻で人手が少し減って来たようですが、まだたくさん歩いています。
 下の写真2枚は翌朝ですが、左は桜並木駐車場で止まっていたのはキャンカー1台のみで、まだゲートは開いていません。右は落合運動公園駐車場ですが、静かに桜の下で過ごすことができました。
 国道46号と13号を経由して、八郎潟の中にある桜並木と菜の花ロードにやってきました。東側から入ったのですが、菜の花だけかと思いきや、途中から加わる桜並木とのセットが素晴らしいです。後半の桜は染井吉野だけのところもありますが、前半は、品種が違う桜がちりばめらていて、色合いや開花度が様々で、趣があります。また特筆すべきはその規模(長さ)です。数キロメートルにわたって混じりけのない菜の花畑と桜並木が続きます。他にこんな所は無いと思われます。

← 西寄りエリアの単品種桜並木
↓ 東寄りの多品種桜並木
 男鹿半島の西岸を北上して、カンカネ洞に来ました。これまでも男鹿半島には何度か来ていますが、素通りしていたポイントに立ち寄ってみました。
   足元に気を付けながら天井までも大きな穴の開いた奇岩を楽しめます。近くには駐車場とトイレと緑地があるのでPキャンできそうですが、民家が近接しているのと、標高がゼロなので、被災地住民としては津波が気になります。
 男鹿水族館のすぐ上にあ戸賀湾展望公園です。こちらは広大な駐車場が2段になっていて、常設水洗トイレがあって、日本海に沈む夕日を眺めることもでき、Pキャンには最高の場所だと思われます。ベンチもあり、一日中ここでぼーっとしているのもいいかもしれません。